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アコースティック・セットにストリングスをフィーチャーした、わずか3本だけのスペシャル・ツアー。1本、1本が貴重なステージだ。開演前に、ステージ制作チームと映像収録チームが集まる楽屋に行くと、ベテラン・スタッフ連が独特の言い方でその緊張感について言い交わしている。聞けば、リハーサルもこの日は全部通してやったとのこと。面白いステージが見れそうだ、と期待する。
で、注目のステージ。予想を上回るアグレッシブな音楽が展開された。もちろん、弦が入るからといって品良く収まった演奏になるとは思っていなかったけれども、実際にはストリングスが入ったことでむしろ曲のエッジが際立って、ある意味ではよりラディカルな演奏になったとさえ言っていいと思う。相変わらず前島良彦さんの照明もロックで、とくに「イエロー・キャブ」でのライトが非情にステージを巡っていくシーンには本当にシビれた。30日の東京公演も絶対見逃せないな。
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