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  9月15日 GRAPEVINE@SHIBUYA LINE CUBE
  率直な感想としては「サイコーのGRAPEVINEはこんなもんじゃないだろう」ということになるのだが、一般的なライブの水準に立ち戻れば、もちろんとても素敵な一夜だった。
そして、近年の彼らがレコーディング・スタジオで以前にも増して野心的な試行錯誤を重ねるようになってからは、同じ曲でもスタジオ録音での演奏とライブでの演奏の印象がかなり違ってくるということが宿命と言ってさえいい状況になっていると感じていたのだけれど、本日の「ねずみ浄土」を聴くと、それは「印象が違う」などという簡単な言い方で済ませていけないという気になってくる。基本的には、「富士山を、静岡県側から登るか山梨県側から登るかの違い」みたいなことだと思うのだけれど、曲によっては「あらためて富士山に登るということについて考えてみました」というようなことがライブ・アレンジに取り組むにあたって行われているのかもしれない。もしまたインタビューの機会があれば、ライブ・アレンジということについてあらためて掘り下げるべきなんだろう。加えて、先のインタビューで話題になっていた「ライブで先に披露して仕上げてしまったものをレコーディングする」というパターンをぜひ実行してみてほしいということも思わずにはいられなかった。
ちなみに、ライブ前どういうわけか「メンバーのキャラクターが偏屈だからと言って、演奏まで偏屈になる必要はないんじゃないか」というようなことをなんとなく思っていたら、田中がM Cで「珍しく素直に話してますけども」とか言ったりして、西川は“ザ・ギター・ソロ”みたいなソロを聴かせてくれたのがちょっと面白かった。

01. 阿
02. 冥王星
03. Afterwards
04. 吹曝しのシェヴィ
05. 目覚ましはいつも鳴りやまない
06. COME ON
07. 居眠り
08. 最期にして至上の時
09. lamb
10. josh
11. ぬばたま
12. CORE
13. ねずみ浄土
14. リヴァイアサン
15. 覚醒
16. さみだれ
17. KOL
18. Alright
19. 光について
20. Gifted
<アンコール>
21. すべてのありふれた光
22. Esq.
23. Arma
クョスコニョ    [1] 
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