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  9月4日 いきものがかり@日本武道館
   この日の夕方、新宿の街を歩いていたら、なんだかワサワサしているので、少し気にしていると、どうも嵐のファンが集まってきていることにその原因があるらしいことがわかってきた。翌日の報道を見ると、国立競技場でライブがあって、7万人も集まったそうだ。文字通り、全国から集まってきてたみたいだから、そりゃ街がワサワサもするのだろうが、そういう空気を感じながら、別のワサワサする場所に出かけるというのは、いつもながらちょっと不思議な気分である。
 いきものがかりがこの日が武道館3日目。初の全県ツアーも、この日と沖縄を残すのみ、というツアー佳境のステージだ。僕自身は、このツアーは3月の神奈川、6月の渋谷に続く3回目となる。3月のライブが終わった後でメンバーと話した際には「まだまだこれからセット・リストは変わっていくと思います」と話していたが、基本的な方向性は変わらず、この日も武道館ということで曲数が1曲多かったが、同じ方向性のセット・リストでやりきった。個人的には、3月に見たときにこのセット・リストにはちょっと違和感があって、その違和感とは今にして思えば「スライダーもチェンジアップもあるんだから、真っすぐばかりじゃなくてそういうボールも投げればいいじゃん」みたいな感じだったんだと思う。でも、6月でも方向性は変わっていなくて、むしろ真っすぐをていねいにコースに投げ込むことにいっそうの努力が払われているステージを見て、「このラインでいくんだな」とは思ったが、武道館でもそのままやりきってしまった今となって大したものだと思わざるを得ない。
 重要なのは、この日も”いきものがかりのライブを見るのは今日が初めて”という人が半分近くいたことで、つまりステージ上の人間としては「はじめまして」のスタンスをキープできたということ。武道館公演を実現したアーティストのなかで、あんなにていねいに自己紹介をしたのはおそらく彼らが初めてだろうが、そうした“まだまだ人気上昇中”という段階で武道館をやれたことの幸運がこのセット・リストを支えていたことは間違いないだろうし、逆に言えばそういう段階の武道館だからこそ代表曲を1曲1曲ていねいに披露していくという、ある意味では垢抜けない、しかし非常に正攻法のセット・リストが実現することになったんだろうというふうにも思う。そして、最も大切なことは、そのセット・リストの意図を彼ら3人が十二分に伝えきったということ。特に、武道館の2階のいちばん奥の席までぎっしり埋まったオーディエンスの一人ひとりに手渡しで歌を届けようとするかのような吉岡聖恵の声の響かせ方がとても印象的で、実際のところ2階のいちばん奥で見ていたお客さんも”自分のために歌ってくれた”という実感を持って家路についたんじゃないだろうか。加えて、バンドの演奏にも半年近くツアーをまわってきたたくましさを感じられて、そうした積み重ねと集中力の高さが初武道館での直球勝負を可能にしたんだろうと思われた。
 それにしても、彼らの「初めまして」スタンスはどこまで続くのか? じつはそれこそが路上育ちらしい彼らの芸風の本質なんだという感じもするけれど、まだまだ新しいファンを生み出していきそうな勢いだから、少なくとも当面は実際問題として「初めまして」状態が続くのだろう。次は、さらにスケールがアップしたアリーナ・ツアーだけれど、そこでもていねいにコースにストレートを投げ込んでみせるのか? さらなる興味もかき立てられるステージだった。


1.SAKURA
2.ハジマリノウタ〜遠い空澄んで〜
3.KIRA☆KIRA☆TRAIN
4.ノスタルジア
5.真昼の月
6.秋桜
7.コイスルオトメ
8.YELL
9.なくもんか
10.未来惑星
11.帰りたくなったよ
12.てのひらの音
13.ホットミルク
14.ブルーバード
15.じょいふる
16.気まぐれロマンティック
17.茜色の約束
[ENCORE]
1.キミがいる
2.ありがとう
3.うるわしきひと
4.明日へ向かう帰り道






クョスコニョ    [1] 
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