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  ○月×日 グッゲンハイム美術館展を観る
   僕のなかのニューヨークの印象の最も鮮烈な部分のひとつはグッゲンハイム美術館にある。有名な螺旋状の順路に沿って絵を観て行き、最後の作品と対峙した後ではなぜか涙があふれてきた。その美術館のコレクションの展覧会なのだから観に行かないわけにはいかない。
 僕は美術史には不案内なのだが、今回の展覧会は「モダン・アートの展開〜ルノワールからウォーホルまで」という副題からも伺える通り、19世紀後半以降の流れを代表作で辿るというようなものであるようだ。結論から言えば、最後のウォーホルの展示を前に涙があふれてくることはなかったけれど、それにしてもグッときてしまう瞬間があったことは否めない。人間が何か本質的なものに向かおうとする場合に、まず理に向かい、しかる後に実質的な体感を求め、しかしそれでも十分ではなくその向こう側に至ろうとする精神の純粋をこんなふうに順序立てて示されてしまうと、それもまた仕方のないことなのだろう。それはともかく、個人的には、ピート・モンドリアンという画家の青が収穫だった。画集を探してみようと思う。
クョスコニョ    [1] 
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