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  ○月×日 KREVA取材
   ニュー・アルバム『GO』についてインタビュー。この新作で、彼は自分の最高の得意技にこだわったという。
「最初は、歌とラップが交互にくるようなアルバムにしようと思ってたんですけど、震災があってからはラップしかないなと思ってましたね。音楽だけじゃなくて、震災に関わること、生活とかも全部含めて、できることを、できる人が100%やる。それが大事だなと思ったんです。無理にやる必要はないし。そういうふうに考えていくと、オレが音楽でできることと言えばラップしかねえなと思って」
 しかも、最高のテクニックを駆使して有象無象は圧倒してしまう、という心意気だった。
「メチャクチャ上手くラップしてやろうって考えてました。それは、去年の冬くらいに、びっくりするくらいダサいラップがラジオから2日連続で流れてきて、ホントにこれはひどいなと思ったんです。そういうものに対して、ラップの世界だと“あれは駄目”って文句言ったりするのが良しとされてるみたいになってますけど、でもオレはそんなことやってもなんも面白くないから。それよりは、いいものを増やして、そっちのほうにラジオ局の人や音楽を買う人の手が自然と伸びるようにしていかなきゃいけないなと思ってたんですよね。それが、震災後の“やるべきことをやる”っていう意識と相乗効果で強くなっていったっていう感じですかね」
 そして、そのラップの内ようでは、これまで見せてこなかった、よりリアルな自分も伝えることを意識した。
「実際には俺は、どちらかと言えば、ネガティブなほうに考えがちだし、そういうところがあるからこそ、歌の中、ラップでは自分が強くいられる部分を押し出していくわけじゃないですか。ただ、それを受け取ってるファンは、俺のことをすごくポジティブな人間だと思うのも当然だと思ったんです。それで、そういうみんなと一緒にもうひとつ上のレベルに行きたいと思ったときに、しっかり理解してもらってないまま行っても、上に行く意味がないというか、一緒に行くんだったらちゃんとわかっといてもらいたいなと思って、それでいままで出してこなかった部分も今回は入れたつもりです。例えば6曲目。いつもだったら、ちょっとふさぎ込んでたら、希望が見えるというか、出口をみつけたっていうあたりまで歌で持っていくんですけど、今回はメランコリックな空気のままで終わらせてみたりとか」
 5枚目のアルバムだからGO。その端的さも彼らしいが、でもそこに”これまで以上に高い意識で前に進むんだ”という強い意志が込められていることを見逃してはいけない。












クョスコニョ    [1] 
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