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  ○月×日 高野寛取材
   今年4月にリリースされたアルバム『Kameleon pop』と、そのリリースに伴って行われた一連のライブについてインタビュー。
 高野くんとは、90年代の初めにWOWOWで音楽情報番組をいっしょに作って以来の付き合いだが、それからの約20年の間に僕のほうは大して変わっていないが、高野くんの音楽はずいぶん変わったように思う。というか、デビュー当初から持ち合わせていた特質はそのままに、時間を重ねることによって生まれる滋味のようなものがその音楽に心地良いふくらみを与えているように感じられる。そして、その滋味はただ単に時間を重ねただけでなく、ライブの現場でしっかりと音楽的な試行錯誤を重ねてきたからこそのものだと思う。
「前はライブのことを意識せずに作品としてとにかく書き上げて、それをなんとかライブでやるっていうパターンだったんです。だけど今は作ってる過程である程度イメージできるので余分だと感じたらその時点でどんどん削ぎ落としていっちゃうんです。それは、例えば泳いでるフォームに無駄があると長距離泳げないしスピードも出ないでしょ。だから、泳ぐフォームを改善していくようなことを曲作りの段階から始めていて、前と違うのは身体や声に確認しながら曲を磨き上げていってるということで、そうするとつねに気持ちよくライブがやれるようになるんです」
 つまり、よりシンプルに音楽を作るようになったきたということなんだろうが、その最新作のタイトルが「どこの色にでも染まる、カメレオンのようなポップ音楽ですよ」というタイトルをつけるところがいかにも彼らしい。
「それは、本当に自分がカメレオンだからだと思いますよ」
 20年前と変わらないさやかな笑顔で、こういうことをさらりと言える高野くんはやはり意味ある20年を過ごしてきたんだと思う。








クョスコニョ    [1] 
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