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  ○月×日 藤井フミヤ取材
   9月にリリースされるニュー・アルバムについてインタビュー。新作は、80'sヒッツのエッセンスをちりばめたデジタル・ポップ集である。この場合、80'sヒッツにはチェッカーズの音楽も含まれるわけで、僕のようなチェッカーズ時代からの彼の音楽の支持者にはそれだけで印象深い作品と言えるだろう。彼は去年"芸能生活"20周年を迎えたわけだが、それくらいキャリアを重ねてくれば、自身の初期作品も当然対象化される。要は、その取り扱い方で、ややもするとただノスタルジックになるだけだったりもするのだけれど、彼の場合はそうした見苦しいことにはもちろんなっていない。個人的に興味深いのは、彼のようにデビュー直後からずっとスターで、しかも音楽的な内容が伴っている才能でありながら、妙に立派になったり、あるいは通好みのするシブい方向へ流れたりしないことだ。今回の新作もいい意味で、80年代的なキュッチュ感がちゃんとあって、つまりは若い音楽なのである。そんな感想を本人にぶつけたら、「じつはちょっと文化人みたいになろうかな、なれるかな、って思ったことが最近あったんだよね」という話をあっけらかんと聞かせてくれた。「でも、向いてないからやめた」とういうのがその"文化人問題"の結論なのだが、その感じがなんとも藤井フミヤである。
クョスコニョ    [1] 
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