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○月×日 誰の儲けにもならないような風が吹いても、ねえ…。 |
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森喜朗という人は、もしかしたら日本で初めての女性宰相を生み出した男として、その名を歴史に止めるかもしれない。
というのはただの思いつきだけれども、とりあえず小池百合子にはこれで東京オリンピックを2021年に開催しない理由ができたのではないか。というか、今年やらない理由を探している人のなかで彼女は一番に、世界から差し向けられる女性差別に対する意識の低さへの糾弾に帆を張り、それを推進力にして世論の、特に女性の支持を集め、その結果支持率が急落している自民党がすがる“藁”となるのかもしれない。その流れが、彼女がかねてから持ち合わせている野心と軌を一にすることは周知のことである。
今回のざわめきがどの程度の風になるのかわからないけれど、その先に儲けるのが桶屋でないことは間違いない。
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