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  ○月×日 いま東京の街で起こっていること
   青山ブックセンター閉鎖のニュースは衝撃的であった。90年代前半、六本木に事務所をおく映像制作会社で仕事をしていた頃、昼も夜も関係ない毎日を過ごしながら、気分転換に訪れるのは青山ブックセンターの六本木店だったし、サニーデイサービスを解散した曽我部恵一の最初のCDを手に入れたのも同じく青山ブックセンターの六本木店だった。六本木店はもちろん、新宿店にしても青山店にしても独特の雰囲気を持った本屋で、珍しい本をみつけることも少なからずあった。僕のように、出かける行き先が本屋とCDショップくらいしかない人間にとっては本当に大事件である。もっとも、そうしたこととは別にこのニュースに強く反応したのは、表参道の紀伊国屋スーパーがいつの間にか移転していたことに気づいた直後だったせいもあるのかもしれないと思う。跡地は見事に整地され、さらに鋪装され、いつでもすぐにでも駐車場営業ができるような状態になっていた。その手際の鮮やかさといったら・・・。その鮮烈な印象に青山ブックセンター閉鎖のニュースが重なり、僕のなかで東京の街に訪れている大きな変化を意識するにおよんだということである。多分、感度のいい人は六本木WAVEとシネ・ヴィヴァンがなくなって六本木ヒルズができた時点でいろんなことを思い知ったのだろう。
 僕が東京に出てきたのが82年の3月。以降、東京の街からいろんなものがなくなり、いろんなものが新しく生まれたけれども、想像するにいま東京の街で起こっていることは東京オリンピック以来のことではないか?
クョスコニョ    [1] 
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