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  ○月×日 フジファブリック取材
   間もなくリリースされるニュー・アルバムについてメンバー3人にインタビュー。フジファブリックは、昨年のクリスマス・イブにボーカル&ギターの志村正彦が急逝し、大きな衝撃を与えるとともに、バンドの行方が心配されていたわけだが、3人でしっかりとニュ−・アルバムを作り上げた。ただ、やはり彼ら3人にとっては、まだ十分には精神的に整理しきれてはいないところもあるなかでの取材で、いつにも増して正確に、また誠実に自分たちの気持ちとやってきたことを伝えようとしていることがとても強く感じられるインタビューだった。
「多分、スタッフの手助けがなかったら始められなかったと思いますけど、それでも“やらなきゃいけない”という使命感が日に日に大きくなっていって…。ただ、僕らの場合はバンドで音楽を作るので、フジファブリックというのはどういうバンドなんだろうとか、自分はどういう人間なんだろうとか、そういうことをすごく考えて…。それは、いまだにずっと考えてますけど、今回のレコーディングを通じて自分の立ち方みたいなことがすごく明確になった気はします」(山内)
「今でもまだよくわからないというか、整理できてないですけど、ただやるとなってからは、“絶対いいものを作るんだ!”という気持ちだけはずっとはっきりしてましたけどね。僕自身が意識していたことと言えば、まずベースをしっかり弾くということですよね。ギターと鍵盤がいいのはわかってるから」(加藤)
「実際のところはまったく迷うということがなかったんです。デモとはアレンジを大きく変えた曲もありますが、そこで自信を持ってそういうことができたのは、やっぱりこのバンドの音というものがそもそもあるんだなということをすごく感じられたからですね。“ここはここまでやっていい”、逆に“これはマズイ”というような、しっかりとした芯がこのバンドにはあるな、と。多分、みんなそこを意識してやってたから迷わなかったし、結果としてすっきりした印象を与えるものになったんじゃないですか」(金澤)
 そうして出来上がったアルバムに彼らは『MUSIC』というタイトルをつけた。おそらくは、制作中の彼らを支え、また突き動かしていた力の名前が『MUSIC』だったんだろうと思う。

クョスコニョ    [1] 
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