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  ○月×日 ASIAN KUNG-FU GENERATION取材
   5月にリリースされるニュー・シングル「迷子犬と雨のビート」についてメンバー全員にインタビュー。リード曲は、まずなんと言ってもオープンなシャッフルのビートが”新しいアジカン”を感じさせるが、それはバンドにとっては新しさの印というよりは成長の証という感じのようだ。
「オレがこういうリズムの曲を作ることは、みんなのなかでは別に珍しいことじゃないんですよね。元々、3拍子とかシャッフルのリズムは好きなバンドだから。「遥か彼方」あたりで、急に僕が正規のビートをやりたいと言い出したことのほうが多分みんなにとっては驚きだったんじゃないかなあ。“曲が遅い!”ってあるとき怒ったことがあったんですよね。もっと速い曲をやんなきゃ駄目だ!って(笑)。そのときのほうが“急に変わったな”という印象があったと思うんです。むしろ今回なんかは、“無理なくやりたいことを持ってきてるんだろうな”としか思ってないと思いますよ。実際、意図的に“どうしてもシャッフルでないと!”という感じでもなくて、何気なく作ったリフがシャッフルのビートだったわけで、元々UKロックとか聴いててもこういう曲は好きだし。だから、意識してこうしたわけでもないし、何か意味があってこうなったわけでもないと思うんです。ただ、こういう曲は形にするのがすごく難しいから。こういうようなビートの曲を仕上げられるようなスキルがみんな身についたということはあるかもしれないですね。オレも、こういう曲が書けるようになったということかもしれないし。ビート的には、ちょっと冗談みたいなビートじゃないですか。だからこそ、しっかりした形でやらないと。シャッフルビートって、ものすごくダサイものもできちゃうと思うんですよ。普通に真っすぐなビートのほうがクールに聴こえるから。だから、こういうふうな曲が照れずにやれるようになったのは、自分たちの成長じゃないですかね」(後藤)
 もっとも、以前の精神状態のなかでは生まれにくかったタイプの曲であることも事実であるようで、やはり彼らの意識の変化を反映している一面もあるようだ。
「まあ、昔はリラックスしたムードで音楽をやることはなかったから。どっかで緊張感があるというか。それは気負いなのか気合いなのかわかんないけど、そういうものをたくさん持って取り組んでましたよね。でも、最近はそっち側というか、メンタリティとかイデオロギーとか、そういうものにエネルギーを割かないというか(笑)。もうちょっと音楽的な歓びのほうに目が向いている感じはありますよね。あとは、いい歌詞が書けたとか、そういうことのほうを喜んでるから、気の持ちようが変わってきてる気がするんですよね。昔はやり方とかパッケージの仕方とかも込みでアッと言わせてやろうという気持ちがあったんですけど、今はそういうことはあまり思ってないですね。1曲1曲が良ければ。その時々でいいと思うものがしっかり表現できればいいというか」(後藤)
 そして、このオープンで率直なポジティブティは間もなくリリースされるニュー・アルバムにも通じる感覚であるとのこと。いよいよ待ち遠しいニュー・アルバムである。
クョスコニョ    [1] 
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