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○月×日 GOING UNDER GROUND取材 |
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4人編成になった彼らはレーコド会社を移籍して、わかりやすい形で明確に5人編成時代に区切りをつけ、新しいスタートをきった。その最初のリリースとなるシングル「LISTEN TO THE STEREO!!」についてメンバー4人にインタビュー。ヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)をプロデューサーに向かえた新曲は、キャリアを重ねるなかで知らないうちに手垢のようなものにまみれていた部分を洗い落とすことによって、初々しいバンド感を感じさせてくれる。
「最初にオレが持っていった曲の原型のAメロとBメロに駄目だしをくらって(笑)。真面目だなっていうか、このフォーマットやったことあるよねっていう。そこで、丈さんが“こんな感じで”ってやってみせたのがこのAメロBメロなんですけど、“それ、いいから、くっつけちゃおうぜ”ってできたのがこれですね」(松本)
メンバーからの駄目だしを受けて、すぐに改良版が生まれていったのは、松本自身が自分のなかに何か滞っている部分を感じていたからだ。
「歌詞が長くなってきてたんですよ。それは、メロディをちゃんと作るということに向かったために必然的に長くなったということなんですけど。それが、単純にイヤだなと思ったんですよね。言いたいことがあって、それで長くなっていくというんじゃなくて、メロにあてはめるために長くなっていくというのは、自然じゃないなというふうにも思うし。例えば『ヘヴンリー』という曲なんて5行くらいしかないんですけど、あの曲を作ったときにはなんの迷いもなかったですよね。“だって、5行で言えちゃったんだから”っていう。そういう意味で、みんなが言ってることはすごくわかったし、なるほどなって思いましたよね」(松本)
そこからの作業はまさにバンドで曲を作り始めた頃に立ち返ったような感覚のなかで進められた。
「丈さんが“こういう感じで”って歌ったのを、オレが“こういうことでしょ”って。それでボトムが太くなったなあって思ったし。オレたちはただのバンドマンだから、そういうところで盛り上がるし。というか、そういうところにしかモチベーションはないような気はするし。バンドで曲を作るっていうときには」(松本)
彼らは、このシングルをリリースした翌日から全国ツアーをスタートさせる。それは、このシングルの制作を通じて再確認した”バンド感”を改めて体にしっかり馴染ませる時間になるはずだ。
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