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  ○月×日 清竜人取材
   清竜人は09年3月、そのタイトルの通り、朝日のなかに身を委ねるような心地よさを感じさせてくれる印象的なナンバー「Morning Sun」でデビューしたシンガーソングライターである。現在、20歳。間もなくリリースされる2ndアルバム『WORLD』は、繊細であるが故に悩み多き20歳の現在を誠実に表現した記録といった印象の作品だ。
「1stアルバムが15歳から19歳の頃の自分のすべてが詰め込まれた作品になったので、それをリリースした後には充実感と虚無感みたいなものが両方あったんですが、でも同時にそれを発表したという実感がわかないままに時間が過ぎていったんです。そうしてる間に少しずつ1stアルバムを自分なりに噛み砕いていけるようになっていったんですけど、ちょうどうそういう時期に20歳の誕生日を迎えることができて、いいタイミングで自分にとっての節目を迎えられた気がしていたました。(アルバム・タイトル曲の)『ワールド』という曲が書けたのもそういう時期で、20歳になったということもあって自分なりに責任感だとかを感じるようになってきたんです。自分も社会に出てみて、大げさな言い方をすれば世界に対して何か貢献できるような人間にならなければいけないなという、あるいは自分にできることはすごく小さいだろうけれど、だからと言って何もしないのではなくて何かしなくちゃいけないなという気持ちになれたことが大きくて、そういう気持ちが『ワールド』という曲のなかで表現できたことでそういう気持ちをテーマとしてアルバム制作がすすめられたかなと思います」
 その優等生的な発言とは裏腹に、全然優等生的ではないと感じている自分との葛藤を描いたこのアルバムは、同時に”大人”になることについての戸惑いの記録でもある。彼自身は、一般的なイメージとは違う“大人像”を自分は探してみたいと思っているそうだ。
「年は必ずとっていくんですよね。で、その年齢なりの良さというのは必ずあるはずだし、大人になっていくというのは絶対何か素晴らしいことがあると考えたいタイプなので、年をとることのなかに光を見出したいという気持ちが表れているのかもしれないですね。それが、いまの自分の価値観とのせめぎ合いみたいなもので悩み苦しんでいるところが表れているアルバムになっているかもしれないですね」
クョスコニョ    [1] 
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