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  ○月×日 MISIA取材
   間もなくリリースされるニュー・アルバムについてのインタビュー。MISIAのボーカル・ワークについて聞いているうちに、マイケル・ジャクソンのボーカルの話になった。
「曲によってはシャウトする場合がありますけど、レコーディング・スタジオでシャウトするとつぶれるんですよ。でも、マイケルはつぶれないシャウトをやってるんですよね。あるいは、ブレッシーな歌い方についても、柔らかく歌っているからあまり力がいらないように思われるかもしれませんが、実際には意外に力が要るし、音を重ねれば重ねるほど見えなくなっていくので力も要るし、声帯の強さも求められると思うんです。また、声を重ねる場合に、重なったときの結果を頭の中でイメージしてレコーディングしていくんですけど、そのイメージ能力もすごくある人なんだろうなって思うんです。合い方とかずらせ方とか、すごく上手ですよね」
 でも、マイケルのその凄さを見逃さない彼女の、ボーカルというものに対する意識の高さが凄いし、そのマイケルのレベルで実際にやりきってしまうボーカル・スキルも凄い。
「例えば「銀河」という曲で、あれはイメージとしてはオーケストレーションとピアノと歌が1本になってバーンとあるようなイメージなんですけど、じつはものすごく凝って作っていて。サビの部分をユニゾンで、それこそブレッシーな感じでボーカルがわざと滲むような感じになるように音作りをしたんです。そこで、そのブレッシーな歌い方を何度もやり直しました。ただ柔らかく歌うとただのコーラスのおねえさんだし(笑)、いわゆるブレッシーな感じで歌うとあの曲が持つ力強さがなくなってしまうと思ったんですよね。その強さみたいなものがあることでキラキラした世界観が出てくるから、マイクもブレスが強く出るものを選んだりとか、全部考えて録音したんです」
 新作のタイトルは『JUST BALLADE』。彼女のボーカル力の粋が結晶しているという意味で、聴き応え十分の”ボーカル・アルバム”だ。
クョスコニョ    [1] 
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