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  ○月×日 S×O×U取材
   GOING UNDER GROUNDの松本素生のソロ・プロジェクトについてインタビュー。GOINGは、4月にキーボードの伊藤洋一が脱退し、物理的にも精神的にも新しい段階に突入しているわけだが、やはりバンドのメンバーはその脱退”事件”が起きる前から、”次”に向けてのことを考えていたという。
「ソロをやるということは去年から決めてました。GOINGのメンバーのミーティングで『LUCKY STAR』のツアーが終わったらソロだなって。しかも、活動休止とかじゃなくて、並行してやるのがかっこいいなっていう話をしたんです。『LUCKY STAR』を作ってて、とうとうこりゃ1回完成したな、と。だから、次にまた新しいことをやりたいと思ったんじゃないですかね。丈さんも”オレもやるわ”って話で。GOINGのノウハウもソロに使えばいいし、ソロのノウハウもGOINGに使えばいいし。全部、オレたちのことだから」
 アルバム『S×O×U』のプロデューサーには、BEAT CRUSADERSのヒダカトオルを迎えた。
「プロデューサーは絶対立ってもらおうと思ったんです。ひとりで好き勝手にやるんじゃなくて、客観的にオレの音楽のことをわかってて頭のキレる人がそばにいてくれると楽だなと思ってたんで。となると、オレのなかではやっぱりヒダカさんなんです。で、ヒダカさんは常々思ってたオレの惜しい部分みたいなのがあったらしくて、それはもっと男っぽく汗臭くやってほしいのになっていう。だから、今回はとにかく男っぽくっていうのがテーマだったかな。そこからは、むずかしいミーティングとかやらないで、ほとんどノリですよね。たとえば、GOINGとは真逆のことをやりたいと思ってたから、ヒダカさんが歌詞は英語が面白いんじゃないって言ったときに、それに乗っかっちゃったり。メンバーにしても、ライブやったときに、後ろが全員女の子だったら燃えるよねって話で。ヒダカさんとの共通の話題として90’Sオルタナとかアメリカのギターポップとかがあって、具体的にはソニックユースとかピクシーズとかブリーダーズとかって名前が出てきて、みんな女の子が混じってるから、どうせだったら全員女の子っていうのは面白いですよね。だったら、女の子でメンバー探そうっていう。曲もない段階で」
 かくして、初期衝動のままにドライブするロック・アルバムが出来上がった。「素材をみつけてきて、でも手間の加え方がGOINGとは違ってて、敢えてひと手間加えずにやっちゃったところもあるっていう。男の料理みたいな感じですよね」
 ただし、このリリースは「途中段階」なんだそうだ。
「もう1作ソロを出そうと思ってるんです。“立体的に”と言っても、“どういうこと?”ってみんな思うだろうけど、この『S×O×U』ともう1作出して、しかもGOINGも並行してやってると、多分わかってもらえるんじゃないかなと思って」
「だから、年末は忙しいんですよ」と嬉しそうに語った松本の笑顔が印象的だった。


クョスコニョ    [1] 
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