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  ○月×日 VAMPS取材
   1st アルバム『VAMPS』について二人にインタビュー。バンド名にしても、それをそのままタイトルにした今回のアルバムにしても、ヴァンパイアの血塗られたイメージが漠然と漂っているわけだが、音楽自体はじつはそれほどおどろおどろしいものではないというか、むしろ相当にキャッチーなロックンロールが主体になっている。
「おどろおどろしい方向にいくとコテコテになっちゃうんで、もっとキャッチーというかポップな世界のなかで、そういう要素も盛り込むっていう。80年代とか90年代のハードロックとかヘヴィメタルって、例えばハノイ・ロックスとかそうだしガンズなんかもそうだと思いますが、トゲはちゃんとあるんだけど、決しておどろおどろしい感じじゃないですよね。あの頃のバンドがすごく印象深いんですよね。多分、僕ら自身も元々おどろおどろしいものがそれほど求めてないから、こういうふうになるんだと思うんですよね」(KAZ)
「将来のことはわからないですけど、(おどろおどろしい方向に向かうことは)とりあえず当面はないと思いますよ。そこにはまだ興味がないというか。プロデューサーとしてVAMPSというバンドをどうするかと考えたときに、“そういう方向にいくのはちょっとかっこよくないな”と思うんですよね。ドロドロのホラー・ゴシック系とかにいくのは。そういう匂いがちょっとするロック・バンドというのが今はかっこいいなとオレは思ってるんで」(HYDE)
 HYDEは今回のアルバムを「ずるい1st」と評した。1 st アルバムらしからぬ明晰さで初期衝動をそのまま音楽にした1st アルバムらしさを実現しているからだ。もちろん、その明晰さは彼らが本来的に持ち合わせているものに加えて、これまでの経験がしっかり生かされている。
「若いバンドを見てると、目線がものすごく低いんですよね。だから、見える範囲がすごく手前のところに限られてるんですよ。そうじゃなくて、その向こうを見れば、今なにをすればいいかわかるじゃんって思うことがけっこうあるんだけど。あそこに障害物からあるからって言うけど、その向こうにあるものを見てればその障害物は簡単に避けられるんですよ。自分たちのエネルギーは使うべきところで使うべきで、“この障害は今戦う相手じゃない、今戦うべきはこっちだ”みたいなことは多分今なら冷静に考えられますよね。ぶち当たって突き抜けられるかもしれないけど、それは大して効果がないよってこともあるし。そういう無駄な闘いはなるべくしたくないですよね」

クョスコニョ    [1] 
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