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  ○月×日 あなたの野望は私の夢、かもしれない
   かつて日本でいちばん恐ろしいのは、神戸の高校生がゴホゴホと咳をすることだった。今や日本でいちばん恐ろしいのは福岡の中学生が咳をすることであるはずだが、もうみんなそのことは考えないようにしているみたい。まだ、あの大騒ぎから1ヶ月も経っていないのに。
 でも、1ヶ月なんていうのは十分に長い時間かもしれず、かく言う僕も昨日”スクランブル交差点を渡るのは久しぶりだなあ”と思ったものの、冷静に考えてみると2週間ぶりくらいのことだった。その2週間はほとんど家で仕事をしたり本を読んだりして過ごし、出かけるのは地元周辺で飲んだくれるくらいだったから、渋谷の街の空気にいつも以上に強い違和感を感じたということなのかもしれない。ところが、昨日は久しぶりな人たちと街なかでいきなり出会うことがいくつか重なり、やっぱりいろいろ出かけてみるものだなあと思った次第。
 さて、1ヶ月が長い時間なら4年前なんてもう大昔であるわけだが、4年前のジーコ時代にはいろいろと気をもむことが多かったことを、この間のワールドカップ出場決定におよんで改めて思い出した。ということは、現在の岡田監督にはあまり気をもむことがないということなる。そういう感じでもないのだけれど、4年前のことを思えば、納得度はそんなに低くはないということなのかもしれない。フォワードでの玉田の起用機会が多いのにはまったく納得していないのだけれど、それは「ヤツの引き締まったところがない面構えが嫌い」という僕の理由はあまりに個人的なものだと自分でも承知しているからだろうし、”トゥーリオってホント危なっかしいよな”と思っていても、”だから松田を”とはやはりもう言いにくいことも理解している。それに、なんと言っても、岡田監督は実際に会ったときの印象がとても良かった、という大阪のおばちゃんみたいな理由も大きい。
 ちなみに、当時マリノスの監督だった岡田さんに「また代表の監督をやりませんか?」と尋ねたら、「絶対やらない」と即答された。
「代表の監督には、自分の選手もいないし、自分のグラウンドもない。クラブ・チームの監督のほうがよほど楽しい」
 つまり、そのときの答えは裏切られたわけだが、でも全体としてはほとんど裏切られた感じがしていないから不思議である。この間の記者会見の質疑応答のなかで話題になっていたが、また代表監督を引き受けたときに、奥さんに呆れられたそうだ。想像するに、”あんたも好きねえ”といった感じじゃないだろうか。
 それはともかく、岡田さんが言うように、彼らのというか、我々の野望に向けた戦いはいよいよ始まったということだから、気をもむのはこれからなのかもしれない。とりあえず、玉田は避けてほしいなあ(笑)。
クョスコニョ    [1] 
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