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  ○月×日 石井竜也取材
   間もなく始まるツアーについてインタビュー。石井は3月に『CHANDELIER』というアルバムをリリースしているが、このアルバムの内容も先に今回のツアーの構想があって、そのツアーのためのアルバムとして逆算して制作されたものである。
「最初は、自分のなかでは“ディスコ”という漠然としたイメージだけがあったんですけど、アフロヘアになってデッカいメガネかけてピチピチのパンツはいてっていうのはもうやり尽くしてるじゃないですか。フーフーッ!とか言いながらミラーボールで踊ればみんなが笑う、みたいなありきたりの感じはつまらないなと思って。そうじゃなくて、なんか“新し古い”みたいな感じというか、そういうものはないかな?と。しかも、石井竜也のダンディズムみたいなものも織り込めるものはないかと考えていくと、それはソウルとかファンクとかド真ん中ではなくて、時代的にもう少し遡ってみるのがいいかなと思ったんです。具体的には、70年代に一世を風靡したフィラデルフィア・サウンドですね。オージェイズとかスリー・ディグリーズ。オーケストラのストリングスなんかもフィーチャーする感じで。ああいうフィリー・サウンドが面白いなと思ったんです」
 で、日本でフィリー・サウンドをやるとなるとこの人ははずせないというわけで、筒美京平にも作曲を依頼。やはり、学ぶことは多かったと言う。
「巨匠の『妖精』という曲なんかは、歌詞で一生懸命ふざけようと思ったんですけど、ふざけられないんですよね。あまりにもきれいな曲で。11 thや9thのコード感に行かざるを得ないようなメロディラインであったり、ちょっとジャジーな感じだったり。あるいは、どうしても経過コードを入れたくなる感じとか。それから、Aメロがあって、その次にくるBメロが、普通はサビに向けて盛り上がるようにするところを、先生はAで盛り上がってるのをいったん下げるような感じにしてあるんですよね。それで、聴いてる耳がいったん引いたところでドカンといいサビのメロディを持ってくるから、余計にその良さにグッときちゃうんですよね。そういう押し引きが、多分プロならではの計算なんだと思うんですが、本当に素晴らしいなと思って」
 ちなみに、ツアーは例によって2メニュー。エンターティメントとアートが渾然とした、石井竜也ならではの濃いステージになるようだ。
「非常に完成度の高いステージになると思います。“とにかく、いままで見たことないようなものを見たいんだ”という方は、ぜひ見に来てください。ただし、こっそりとね(笑)」
クョスコニョ    [1] 
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