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  ○月×日 しりあがり寿取材
   独特のシニカルなセンスと穏やかなユーモアを感じさせるその作風はいまさら説明するまでもないだろうけれど、エコをテーマにしたこの日のインタビューでも、しりあがりさんの語り口はその作風そのままで、その事実がしりあがりさんという人に対する信頼感をより強いものにした。
「若い人とかロック・スターみたいな人って偽善が嫌いじゃないですか。偽善的なことをすごく嫌って、あからさまに自分の欲望とか“ホントはこうなんだゼ!”みたいなことをリスク背負いながらも言う人のことをみんな尊敬したりするけど、最近思うのはやっぱり偽善って必要だね。善を行おうとしたら偽善の中にしかないような気がする。偽善を怖がって、かっこつけて反抗したりしてたら、結局善は手に入らないんですよね。ただ、オレはいいけど(笑)。だから、“緑を植えよう!”とか言ってる人をがんばれとは思う。絶対にクサしたりはしません。だって、そういう人はみんなから偽善だと思われるリスクを背負ってやってるわけだから」
「偽善は必要、でも、自分はやらない」とさりげなく、でも決然と語るしありがりさんの、これからのライフ・スタイルの基本は「一人ひとりがどんな世の中になっても生きていけるような覚悟をして生きていく」ということだ。
「それはまず、贅沢には頼らないということですよね。“便利”とか“贅沢”とか“楽しい”とか。そういうものがないと幸せが感じられないというのは、やっぱり弱いということだと思うんです。ちゃんとした服もないし、家も狭いし、携帯もコンピュータもないけど幸せ、ということが確かに昔はあったし、実際これからそういう生活を送らなきゃいけなくなるかもしれない。そうなったときに平気かどうかというのは、その人がそういうものに寄りかかってないかどうかということだろうと思うんです。で、それは、もちろんその人の健康状態とか、そういうことも関係してくるでしょうけど、基本的にはその人の気持ちの持ち方次第だと思うんですよね。心の中に何か豊かなものを持っているかどうか。そこにかかってると思いますね」

クョスコニョ    [1] 
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