総計: 4625466  今日: 113  昨日: 1293       Home Search SiteMap
K's Glasses
profile
自己紹介
Diary 
Live Report
Recommend CD
 インターネットラジオ
音楽現実
 環境goo
地球にリスペクト!
 iPad/iPhoneマガジン
gentle music web

 

  ○月×日 大黒摩季取材
   スカパーで放送される特番のためのロング・インタビュー。間もなくリリースされるバラード・セレクション・アルバムの話題を中心に、ソングライターとして、またシンガーとしての彼女の成り立ちを聞いていった。
 僕は、この日が初対面である。すごく快活で、能弁でさっぱりとしていて…、と会ってみての印象を書いていくと、かなり男っぽい人だと思われてしまうだろうが、その人柄のいちばん真ん中にあるものはじつはすごく強い「女性」性なんだろうと思った。でも、こう書いてしまうとなんだか、その本質を覆い隠そうとして隠しきれていないような人だと思われそうで、それは僕の本意ではない。彼女はいたって真っすぐに話してくれた。その陽性の母性とでも呼ぶべき個性は確かに人を惹き付けるところがあって、そのうえにあの歌唱力を持ち合わせているのだから、まあ無敵である。
 ただ、人間の人生にはやはり陰影があって、少女時代の彼女は音楽しか気持ちを開くことができない暗い子どもだったそうだ。それがあっての現在だと思えば、その無敵さもなかなかにせつなく思えてくる。
「死ぬ時には、最高に自分のことが好きでいたい」と、彼女は言う。
死ぬまでの時間は、最高に自分を好きになるための時間なのだ。




クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: ○月×日 中ノ森BAND、the strange drama取材
 次のテキスト: ○月×日 ゴスペラーズ取材
copyright(c)2008 TATSUYA KANEDA All rights reserved