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  ○月×日 大塚英志「サブカルチャー文学論」読了
 

 著者があとがきでふれている通り、随分と分厚い本である。それでも、その分厚さは決して不毛さを意味してはいない。おそらくは意識されたくどさも含め、この本の内容の執拗さはとても重要だと思う。すごく大雑把な話になってしまうが、この本でも中心的な課題になっている現実と言葉の関係の問題は、著者が別書でも論じている日本国憲法、あるいは戦後民主主義の問題にも通底していている。
 言葉のリアリティ、あるいはリアルな言葉というのは、音楽のフィールドでもしばしば話題になる。言葉のリアリティに意識的なアーティスト、リアルな言葉を持ち合わせているアーティストはもちろん素晴らしいが、その両者は必ずしも重なっていない。意識的にリアルな言葉が音楽化されたとき、それは名曲になる。
 雑誌「INVITATION」最新号の、仲俣暁生氏のくるりの新作についての原稿に強く共感する。同じページに掲載されていた北沢夏音氏のスーパーカーの新作についての原稿も印象的だったが、それ以上にその原稿に付けられた「ロストジェネレーションの高潔」という見出しに惹かれた。この見出しも北沢氏が付けたのだろうか?
(この本の購入は↓)

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi?aid=p-yuibo81886

クョスコニョ    [1] 
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