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○月×日 大雨のなかでイチローのことを考える |
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1日中家にいて、SPITZとTUBEのニュース原稿、そしてin the cityのレポートを書く。大雨のせいか興がのらなくて、大した量の原稿でもないのに1日かかってしまった。practicalであることくらいしか気にしていることはないのだけれど、それでもちょっとしたノリで1行も書けなかったりする。イチローは「センター返しならいつでもヒットは打てる」と言ったそうだけれど、僕も来た球をただ真直ぐ打ち返すように書けたらと思ったりもする。でも、いつでも真直ぐに打ち返せたら、それはそれでつまらないような気もする。
ちなみに、シスラーが亡くなった日から210日後にイチローが生まれたそうで、「松紳」ではイチローはシスラーの生まれ変わりということになった。つまり、シスラーの記録を破ったのはシスラー自身だったということである。確かにイチローの所業は野球に関するひと通りのことを1度経験した人間のそれのようだ。というか、彼は打率10割を目指しているかのように感じることがしばしばあるけれど、それは生まれ変わってもまた同じ野球を志してしまった思いの深さの表れなのかもしれない。
まあ、僕は生まれ変わってまた文章を書くようになっても、雨のせいで興がのらず、うまくかけなかったりするのだろうけれど。
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