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  ○月×日 ライブの現場では今日も凄いことが起こっている。
   in the cityのセミナーでアニー・ディフランコの話を聞く。アニーは現役のシンガーソングライターとして素晴らしい作品を発表し続けるかたわら、みずからレーベルを運営して、名実共にインディペンデントな活動を展開してるアーティストだ。だが、彼女によれば、アメリカの音楽界でも、日本同様、CDが売れにくくなっており、そのせいもあってますますメジャーの支配力が強化される傾向にあるということで、インディペンデント・アーティストの立場はかなり厳しいそうだ。そうした状況のなかにあって、インディペンデント性をキープし続けるためにどんな対策を講じているのか?という問いに、彼女はライブを行える自前のスペースを確保するべく古い教会を買い取ろうと考えていると語った。
「仮に私の風変わりなCDを買って聴こうという人がいなくなったとしても、風変わりなライブを観たいと思う人はいなくならないと思う。私はライブ音楽の魅力を愛している人の存在を信じている」
 彼女の話には随所に、最高にタフな業界であるアメリカの音楽界をインディペンデントな立場で生き抜いてきた人間ならではのプラクティカルなセンスが感じられたけれど、そのセンスを支えているのはライブの現場で築いたオーディエンスとの、また様々な立場のスタッフとのリアルなコミュニケーションなのだろうと思う。そして、そうした生の現場の具体的な人間関係こそを信じている人もまた大いに信頼すべき人間だと思う。
 夜は、CHELSEA HOTELとクラブ・クアトロをハシゴ。クアトロで観たカルメン・マキが凄かった。彼女の凄さもまたライブでこそ味わうべき凄さだろう。
クョスコニョ    [1] 
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