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○月×日 筑紫哲也の文章に思う |
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対談の原稿をまとめた、甲斐よしひろ30周年記念ツアーのパンフがようやく手元に届いた。その冒頭に、筑紫哲也が「いつまでも駈けて」という文章を寄せていて、これがなかなか味わい深い。彼の文章を読む機会もすっかりなくなってしまったが、考えてみればあの人は本来新聞記者で「朝日ジャーナル」の編集長までやった人なのだから、読ませる文章を書いてもべつに不思議はないのだが。
で、その文章のなかに、「本当に若くなるためには長い道のりが要る」という、イヴ・モンタンの言葉が引用されている。多分、10年前だったらほとんどピンとこなかったと思うが、いまはちょっとわかる気がする。というか、ちょっと体が反応する。年をとるのも悪くない。
ちなみに、その甲斐よしひろのツアーは各地とも凄いステージを披露しているようだ。これは直感だが、甲斐さんもこのツアーの間、年をとるのは悪くない、と感じる瞬間がしばしばあるのではないか。11月6日の武道館公演が本当に楽しみである。
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