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  ○月×日 the pillows取材
   まもなくリリースされるトリビュート・アルバム、来月リリースされるシングについてインタビュー。もっともっと聴かれるべきだろう、と感じるアーティストは少なくないが、the pillowsなどはその際たるもの。示唆に富んだ歌詞と印象的なメロディ、そして引き締まったアンサンブルは、誰もがガツンとやられるわかりやすさと通好みする深みの両方を兼ね備えている。ミスチルやBUMP、GLAYのJIROら、トリビュートに参加している11組のアーティストもガツンとやられたクチだろう。どの演奏もじつに愛を感じさせる。個人的には、ちょっと聴く分には随分とぶっきらぼうな感じのするところがいかにも彼ららしいピーズのテイクが気に入っている。ただし、オリジナルにわりと忠実なのはそのピーズくらいで他の10組はそれぞれの解釈を効かせたアレンジも印象的だ。「オレたちは"これしかない!"と思ってやってるんだけど、こういうやり口もあったのか、って。面白いねえ」とシンちゃん。「僕なんか、そのアレンジ、オレたちもつかっていいかなあ、って思うテイクもいくつかありましたよ」と、さわお氏。でも、僕はやっぱりオリジナルがいいと思うけど。なお、このトリビュート盤と同じ日にリリースされるDVD「WALKIN'ON THE SPIRAL」は、素材を丹念にチェックしたことがよくわかる力作。編集もかっこいい。必見です。
 ところで、「文学界」最新号に新芥川賞作家、モブノリオ氏のインタビューが掲載されている。とりあえず、田舎のボンボンだということはわかった。そして、完全に文学畑の人だ。浅田彰が「モラリスティック」と評していたようだけれど、そのモラルとはたとえば「僕は本家の跡取り息子なんで、墓を壊してもいいんです」という感覚に通じるものだと思う。つまり、コンベンショナルということ。それを自覚的に展開すれば、今の世の中ではかなりのパワーを発揮すると思うのだけれど。それと、この号の最後のほうに掲載されていた、いとうせいこう氏による中村航「ぐるぐるまわるすべり台」の書評が、きっぱりとしていかっこよかった。
クョスコニョ    [1] 
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