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4月頃だったろうか、ニューアルバムについてインタビューした際に、「ツアーは"JAILHOUSE PARTY"っていう設定でやろうっていうのは決めてるんだ」と語っていた。「メンバーそれぞれにいろいろキャラクターが作れるし、面白いと思うんだ。メンバーもそういうふうにキャラクターふられるの好きだしね」心配はメンバーが調子にのり過ぎることくらい、と笑っていたが、果たして実際のステージは面白おかしいパーティー風ではなく、むしろいつにも増してロック・コンサート然とした内容になった。お馴染みのメンバーによる演奏はじつにしっかりとしたものだったが、それでも"藤井フミヤと騒ぐ!"という大テーマのもと集まったファンの気分にその質実な演奏が完全にマッチしていたかと言えば微妙なところだろう。
ステージ半ば、「42歳の男にカワイイはないだろう」と言うフミヤに、そんなことはないとばかりに会場中から「カワイイ!!」の声がかかる。そのひと幕に象徴されるファンの気分に、それでもフミヤはいつでもしっかり向き合う覚悟のはず。次のツアーは思いきりパーッとした内容になるかもね。
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