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ワンマンライブツアー2012〜国民の性欲が第一〜、通称「性欲のツアー」、その東京公演の初日である。
まず、あらきゆうこのドラムがいい。大昔の話だが、鈴木さえ子がドラムをたたいていた泉谷しげるのバンドを思い出した。それから、佐藤のベースがずいぶんと歌っている。リズム・セクションがそんな具合だから、ライブが悪くなるはずがない。ただ、そのなかでも注目すべきは岸田のボーカルで、激しさを強く押し出すことはないけれど、でも強さを感じさせる歌声で、しかも楽曲の繊細な表情もちゃんと描き出してみせる。おかげで、音楽はいよいよふくよかな印象を与える。
ところで、本編のいちばん最後を「グローローデイズ」にすれば、あの曲で始める意味も深まって、もちろん「グローリーデイズ」のコーダも印象深くなって、いいような気がするけれど。まあ…、どうなんでしょう。それはともかく、来年1月の武道館公演が、ともてとても楽しみになるステージだった。
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