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ASIAN KUNG-FU GENERATIONのイベント”NANO-MUGEN FES”が今年は各地をまわるサーキット形式になって、この日がその2本目。競演は、京都出身の3ピース・バンド「モーモールルギャバン」と、ニューヨークから来た6人組「ララライオット」。「モーモールルギャバン」はすでにインディー・シーンで注目を集めているバンドだが、なるほどと思わせる陽性のエネルギーを持ったバンドだが、ギターレスの彼らをピックアップしたAKGのいまの気分みたいなものも表れているように思えた。「ララライオット」は、ともに女性のバイオリンとチェロをフィーチャーした編成で、ボーカリストの美声も合わせ、いかにも柔らかな印象を与えるサウンドだった。
で、AKG。このシリーズはサポート・キーボードに山本健太(ex.オトナモード)を迎えた5人編成。おかげで音の色彩感も広がって、いよいよ堂々とした演奏だった。特にリズム・セクションの落ち着きが印象的だったが、バンド全体としても変に気張ることなく、自分たちのアンサンブルを真っすぐに表現することに専念できている感じがとてもすっきりとしていて気持ちよかったし、だからこそそこから繰り出されるビートは単純にかっこよかった。
ただ、ニュー・アルバムからの曲は5曲のみ。やはり、ニュー・アルバムの曲を中心に据えたライブが待ち遠しくも感じられた。
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