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  4月25日 GRAPEVINE@日比谷野音
  先のエントリーに「レポートというよりは、平時に戻った時のための備忘」と書いたが、それは多分、次に彼らのライブを見る時には平時に戻っているだろうという気持ちがあったと思われる。が、多くの場合と同じように、僕が思っていたようには世の中は動かず、非常事態宣言発出初日の公演となった。
ちなみに、都内の4寄席が「非常事態宣言」の「社会生活の維持のための必要なものは除く」という文言を則して営業の継続を発表し話題になっていたこの日、日比谷野音には社会生活を送るためにGRAPEVINEの音楽が必要な人たちが集い、無言で興奮し、拍手で演奏を称えた。
そうした大きな状況とは別に、そもそもアルバム・リリースやアニバーサリーといった動機づけのないライブは面白いといつも感じる僕にとっては、やはり印象的なライブになった。本編の3分の2は空が明るいままの時間帯で行われ、ということは場所が野音だからライブ空間の、いい意味での密室性が無いなかで展開されたわけで、そうなると楽曲や演奏の抒情性に気持ちが動かされることより、もう少し醒めたところで演奏やアレンジを点検することに気持ちが向いてしまう。それは、ずいぶんとつまらないことだが、そういう耳にも、意識にも、GRAPEVINEの音楽は十分に刺激的である。とりあえず、まだ聴いていない新作への興味として、生演奏と打ち込みとのバランスというポイントに注目して聴いてみるべきだろうと思われた。
それにしても、ずっとTRAFFICとの連想を意識していたら、なんだかスティーヴ・ウィンウッドのソロ・アルバムの展開に流れが繋がってきたように感じる。ということは、次なるプロデューサーに相応しいのはラス・タイトルマンかな(笑)。

1. FLY

2. スレドニ・ヴァシュター
3. 放浪フリーク
4. Darlin’from hell
5. 風待ち
6. リヴァイアサン
7. Golden Dawn
8. 無心の歌
9. アルファビル
10. 阿
11. 弁天
12. すべてのありふれた光
13. MISOGI
14. JIVE
15. Alright
16. さみだれ
17. Gifted
18. 光について
[ENCORE]
1. Arma
2. スロウ
3. smalltown,superhero
クョスコニョ    [1] 
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