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  5月10日 GOING UNDER GROUND@千葉LOOK
   WHEEL of FORTUNEツアーの初日である。彼らは、このツアーを前に2つの決断をした。ひとつは、いったん完成したアルバムの発売を延期すること、そしてそれでもツアーを行うこと。
 というわけで、今回のツアーはニューリリースがないまま始まることになり、同時にアルバムのレコーディングを並行して進めることになった。だから、例えば松本がこの初日にステージの前日にじんましんになった話を面白おかしく話していたけれど、それは体力が落ちいてるからじゃないか、なんてこともちょっと心配だったりもするけれど、でも演奏自体はバンドの好調を伝えて印象的だった。とくに、リズム・セクションの切れがいい。
 アルバムの発売を延期した理由について河野がバンドのHPに「体裁は整っているけど、でも何か足りない」と感じていたから、と説明しているが、それを踏まえてこの日の演奏を聴くと、「体脂肪率を下げる」という言葉が浮かんだ。もちろん、彼らの音楽が中年太りしているわけではない。そして、時の流れのなかで自然に堆積するものが人間的なふくよかさを生み出すことも少なくない。自覚的に自分自身であろうとすれば、そんなふうに時の流れが自然に連れてくるものを敢えて拒否することが必要である局面があると思う。彼らは、それが今だ、と感じたんだろう。
 その判断が正しかったかどうかわからないけれど、でもこの日の演奏を聴けば、彼らが気持ち良く自分たち自身を生きていることだけは伝わってきた。それに、「正しかったかどうかなんて、気にしてないから」と、彼らは言うだろう。
 アンコール時のMCで、河野がアルバム発売延期の理由の補足として「今回のツアーでは"自分たちが思うGOING”として選んだ曲を演奏したりして、そこで得た感触を持ってレコーディング・スタジオに入り、新しいアルバムを作るということをやってみたかったんだ」と話した。きっと、ニュー・アルバムはこの日のステージのような切れのいい演奏が収められることになると思う。
クョスコニョ    [1] 
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