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  5月2日 GRAPEVINE@渋谷クラブ・クアトロ
   恒例のクラブ・サーキット、そのファイナル公演。この日は、そのサーキットの大半も同行したアナログ・フィッシュがゲストである。
 このツアーが始まる前に、ある人の送別会で西川さんと話す機会があったのだけれど、彼は最近のGRAPEVINEに対して批判的なことが言う人がいないことをもの足りなく感じているようだ。が、この日のステージを見ても明らかなのは、批判のための批判みたいなこともでない限り、音楽的な内容についてあまり批判するポイントが、少なくとも僕は見当たらない。ただ、以前からずっと気になっていたのだけれど、この日のようなシングル曲をほとんどやらないメニューを田中さんが「ダークなセット・リスト」と言うのにはちょっと抵抗がある。まあ、田中さん自身、ダークだとは思っていないだろうが、それでも彼の言葉を真に受けて”こういうのをダークなサウンドというんだ”と思い込む人は少なくないんじゃないかという気がする。個人的な"持ち重りがする"という形容がいいんじゃないかと思っているが、それこそあまりポップな形容とは言い難いから、あまり強弁はしない。
 それにしても、サウンド的な奥行きをどんどん広げながら、ギター・バンドとしての骨格をしっかりキープしている感じがとてもかっこいい。いま、このサウンド感のなかでメロディーというものの比重はどれくらいで、どんなふうに意識しているのか聞いてみたいとちょっと思った。
 アナログ・フィッシュのメンバーも交え、アンコールで披露した「ビーチボーイズ再結成記念」の「Get Around」がなんとも微笑ましくて、清々しかった。
クョスコニョ    [1] 
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