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  7月11日 GOING UNDER GROUND@SHIBUYA-AX
   4人編成になって初めてのツアー、そのファイナルである。初日のクアトロ公演とは大幅にセットリストが代わり、さらにゲストとしてケータイモ(BEAT CRUSADERS)も加わり、サポート・キーボードが2人の6人編成で帰ってきた。「TWISTER」から始めると東京は雨になるというジンクスが生まれそうだが、それはともかく、演奏は一気に突っ走ってきた勢いそのままに”走る、走る”という感じで始まって、しかし曲の歩調に合わせるように中盤で落ち着いて、ピアノから始まるアレンジが決まっている「トワイライト」、楽曲の味わいをじっくりと押し出すアレンジが印象的だった「きらり」と続くクライマックスは十分に感動的だった。そして、アンコールを4人だけで演奏したことがとても重要で、最後にひと言、松本が「このツアーに来てくれて本当にありがとう」と語った「このツアー」とは「4人になって初めてのツアー」という意味であるはずだ。そして、アンコールを締める曲、つまり「このツアー」のいちばん最後に演奏する曲を、予定を変更して「かよわきエナジー」にしたのはそのツアーであらためてこのバンドの原点を確認したということだろう。「かよわき〜」は、メジャー・デビュー後の慌ただしい生活のなかで煮詰まっていた松本が映画「耳をすませば」を見ていて、音楽を演奏することの歓びを再認識したことで生まれたナンバーだ。どんなに遠くまで行っても、その原点にちゃんと戻ってこれるところが彼らの魅力であり、戻ってくることを繰り返しながら少しずつ、しかし確実にバンドの音を成熟させていっているところに彼らの音楽を追いかける楽しみがある。アンコールの1曲目に披露した新曲の、リラックスしたビートがなんともシブくて、そのことが新たな音楽の広がりを予感させてうれしかった。




1.TWISTER
2.同じ月をみてた
3.グラフティー
4.ステップ
5.ダイアリー
6.ボーイズライフ
7.winding road
8.TENDER
9.荒川わたれ
10.モンスター
11.シンドローム
12.青空コウモリ
13.ビターズ
14.金曜日の天使
15.STAND BY ME
16.My Treasure
17.Holiday
18.トワイライト
19.きらり
20.LISTEN TO THE STEREO!!
[ENCORE]
1.ROAD MOVIE
2.ハートビート
3.かよわきエナジー
クョスコニョ    [1] 
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