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  12月13日 矢野顕子@NHKホール
   ファンにはすっかり恒例となった「さとがえるコンサート」。サポートは、昨年と同様、Marc Ribot (g), Jay Bellerose (ds), Jennifer Condos (b)という3人である。T・ボーン・バーネットがプロデュースした最新アルバム『akiko』は、あの『JAPANESE GIRL』を思わせるグルーヴ感が印象的だったが、そのアルバムのドラムとギターだから、当然この日の演奏もその最新作と印象が重なるものになった。たとえば中川敬なら”モノノケ”と呼ぶかもしれない、土俗的なエネルギーを感じさせるそのグルーヴはやはり矢野ならではのもので、しかもそこにいかにも抽象的なMarcのギターが突き刺さるアンサンブルがじつに矢野的である。矢野的と言えば、なんの説明もなく演奏を始めて「清ちゃん、いい曲ね」と鼻歌然としたフレーズで繰り返した後で、最後に「雨上がりの夜空に」の一節を折り込んだ弔意の示し方も彼女らしくて、心にしみた。まったくスキのない演奏、というわけではなかったけれど、それでも隅から隅まで矢野フレイバーに満ちあふれた、彼女にしかできないライブだった。


1.Evacuation Plan
2.Missing And Dropping
3.涙の中を歩いている
4.Don't Be Literary,Darling
5.When I Die
6.Good Girl
7.クリームシチュー
8.きよしちゃん
9.ほんとだね
10.股旅(ジョンと)
11.ウナ・セラ・ディ東京
12.まなべよ
13.Nothing Ever Stays The Same
14.ラーメンたべたい
15.Whole Lotta Love
[ENCORE]
1.SAYONARA
2.ふなまち唄
クョスコニョ    [1] 
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