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  7月9日 くるり@日本武道館
   アルバム『魂のゆくえ』をフィーチャーしたツアーのスペシャル・バージョン。くるりにとっては3回目の武道館公演である。最初に、今回のツアーを3人編成でまわってきたことの意味と成果を報告するような演奏で昔の曲を聴かせた後、MCを挟んで『魂のゆくえ』の楽曲へ。中盤には個人的に”もののけ系”と呼んでいるジャンルに含まれる昔のレパートリーから3曲。そして、再び『魂のゆくえ』の楽曲から代表曲へという流れ。演奏もセット・リストも非常に引き締まった、とても素晴らしいライブだった。特に演奏のバンド感はじつにリアルで、いくつかの曲で間奏やコーダが手を加えられ、尺が長くなっていたことにもとても説得力があった。”そういう演奏なら、そうなるよな”という感じである。だから、最終盤の「ロックンロール」で岸田がメガネを振り飛ばしたのもじつに自然でリアルだったし、それを受けてザ・フーの話を持ち出してきたことにもすごく共感した。実際、彼らと同様にザ・フーの来日公演を武道館で観た僕は、最初の数曲の颯爽とした演奏で思い出したのは他でもないそのザ・フーの武道館のステージだった。
 共感と言えば、MCで「くるりのライブ、観てみたいな」(岸田)「観てみたいな。一生かなわなへんやろけど」(佐藤)というやりとりも印象深く、というのも以前彼らに取材した後で”もしかららがくるりでなければ取材の後とかに「きっと気に入ると思うからライブ観てみれば」と勧めるだろうな”と思ったことがあったからだ。つまり、彼らが本当に聴きたいなあと思っている音楽を彼らは作り上げているなあと感じたということである。
 それにしても「ブレーメン」「虹」「魂のゆくえ」というふうに並べていくと、そこには岸田繁の原風景とでも言うべきひとつのシーンが浮かび上がってくるような気がする。そこでは、今日最後に彼が語ったように、やはり歌は「愛を込めて」歌われるものなのである。

1.ワンダーフォーゲル
2.リバー
3.青い空
4.トレイン・ロック・フェスティバル
5.LV45
6.愉快なピーナッツ
7.かごの中のジョニー
8.Natsuno
9.ミレニアム
10.屏風浦
11.マーチ
12.さよならリグレット
13.ブレーメン
14.背骨
15.リルレロ
16.ベベブ
17.ロックンロール
18.東京
[ENCORE-1]
1.ばらの花
2.虹
3.太陽のブルース
[ENCORE-2]
1.魂のゆくえ
クョスコニョ    [1] 
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