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  6月22日 くるり@Zepp TOKYO
   アルバム『魂のゆくえ』をフィーチャーしたツアーのステージ。今回のいちばんわかりやすい注目点は、久しぶりにトリオ編成での演奏であるということだろう。ドラムは、レコーディングにも参加している堀川”ボボ”裕之(54-71)。彼の必要十分なドラム・ワークが、そのまま演奏全体を象徴していて、その過不足ない演奏が個々の楽曲の豊かな叙情性をしっかりと描き出してみせた。その味わいは、最新作と同様、じんわりと効いてくる感じで、だからライブが終わってから4時間近く経ったいまでも体の中で何か化学反応が続いているような感覚がある。
 この日の「ブレーメン」を聴いていると、すべて終わってしまった後の音楽のようにも聴こえるし、すべてがここから始まる音楽にも聴こえるなあと思ったのだけれど、考えてみれば、それは同じこととも言える。そして、その後で「虹」を聴くとなんだか黙示録のようにも思えてきた。
 アンコールはアコースティック・セットでの演奏で、終わった後”それじゃあなんだか気持ちが収まらない”という感じの拍手がしばらく続いたが、個人的にはその”シュッ”と終わる感じがなんともふさわしいように思えた。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 7月3日 VAMPS@ZeppTOKYO
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