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  3月4日 ASIAN KUNG-FU GENERATION@鎌倉芸術館
   鎌倉芸術館というホールは以前から気になっていたところなのだけれど、出かけるタイミングを逸していた。以前、林立夫に鎌倉の自宅でインタビューする機会があって、そのときに”鎌倉ってすごく遠いなあ”という印象が強く残っていたからだ。でも、今回のアジカンのツアーは『サーフブンガクカマクラ』というアルバムのツアーだし、この鎌倉芸術館がファイナルみたいなものだから行ってみるかと決心し、場所を調べたら最寄りの駅は大船だった。大船駅に降り立つのはこの日が初めてで、改札を出たら予想をはるかに超えて立派な駅だったのでびっくりした。そして、鎌倉芸術館自体も予想以上に立派な建物で、アジカンのライブが行われる大ホールは3階まで席が在る。もちろん、この日は3階のいちばん上まで満席である。
 さて、アジカンのツアーは、先にも書いた通り、佳境である。『サーフブンガクカマクラ』というアルバムは、すごくセッション感の強い作品で、しかもとても若々しい内容だったから、きっとガンガン飛ばしてくるのだろうと期待していたのだけれど、フタを開けてみると、その期待をはるかに超えて、ガンガン&盛りだくさんのステージ。昨年、アルバム2枚とミニアルバム1枚をリリースして、その合間にツアーとイベントをこなしてきた一連の流れも見渡したような内容だった。二部構成で、アコースティック・コーナーあり、ストリングス・カルテットあり、セットリストは、昨年リリースした3作品からの曲にこれまで代表曲を加えたラインナップで、じつに全31曲。まさに、お腹いっぱいの内容だ。
 しかも、この日は後藤さんのメガネ・トラブルあり、「君という花」やり直し事件あり、とさらに話題も豊富で、それでなくても、メンバーが4人で演奏することを楽しんでいるようすがとても印象的だった。そして、その盛りだくさんの内容の向こうに、自分たちの表現の出口を広げておこうという意図が見えていたから、ただ楽しいだけで終わらない充実感があった。個々の演奏には曲によってデコボコがあり、そのデコボコは克服されるべき種類のものだと思うが、その一方でオーソドックスな8ビートの骨格がよりしっかりしてきたり、ギターの絡みに厚みが出てきたり、着々とグレイドアップしている部分もあって、今年もアジカンはさらにかっこよくなることを確認できたステージだった。

1.ノーネーム
2.ムスタング
3.ネオテニー
4.ナイトダイビング
5.無限グライダー
6.深呼吸
7.Re:Re:
8.アンダースタンド
9.夜の向こう
10.君という花
11.ワールド ワールド
12.真夜中と真昼の夢
13.海岸通り
14.夕暮れの紅
15.永遠に
16.タイトロープ
17.藤沢ルーザー
18.鵠沼サーフ
19.江ノ島エスカー
20.腰越クライベイビー
21.七里ケ浜スカイウォーク
22.稲村ケ崎ジェーン
23.極楽寺ハートブレイク
24.長谷サンズ
25.由比ケ浜カイト
26.鎌倉グッドバイ
[ENCORE]
1.君の街まで
2.N.G.S.
3.リライト
4.ワールド ワールド ワールド
5.新しい世界
クョスコニョ    [1] 
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