|
|
"LOSTMN GO TO CITY”ツアーの最終日。とは言っても、シングル曲や代表曲は一切やらないメニューで大阪、名古屋、東京だけをまわるというもの。つまりはピロウズ・マニアのためのライブである。
というわけで、このところすっかりフランクになった山中さわおが、ここではさらにざっくばらんに語る。たとえば、「昇らない太陽」を演奏する前には、この曲を書いた時期にはどれくらいダウンナーだったか、そしてそういう状況だったにもかかわらずいい曲が書けたらすっかり盛り上がってしまったことをゆっくりと話してくれた。彼にとって曲を書くということは、もっと言えばいい曲を書くということは、すでに自己表現なんていうナイーブなものではなく、そもそも宿命のようなものなのかもしれない。あるいは、それほどの業を背負って書いているから、彼の曲はどんなにポップでも、どこか切ないと言うべきか。ちなみに、「昇らない太陽」の最後で、彼はこんなふうに歌う。♪明け方ふいに現れる月をキミだと信じてたのは遠い昔のことさ♪。
ライブ自体は、ピロウズ・マニアの決起集会のようなものだから、当然のように盛り上がったわけだが、これで年内のワンマン・ライブは終了。来年はいよいよ20周年のアニバーサリー・イヤーだ。
|
|
|
|
|