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8月にスタートした長期滞在型ツアー、その最終公演である。この日も、午後７時6分10秒前になると会場を埋め尽くしたオーディエンスたちのカウントダウンが始まり、正確に午後７時6分、VAMPS流の表示では6時66分。VAMPS最初のツアー、その到達点を示すステージが幕を開けた。
10日前の東京公演初日には、確信犯的にアグレッシブなエッジ感をキープしたままバンドとしての安定感を獲得していたことに驚かされたが、最終日のこの日はさらにその先まで行っていた。すなわち、バンドのメンバーが互いにより深くわかり合ったからこそのやんちゃさみたいなものをそれぞれが思い切り発揮しながら、それがちゃんと音楽の形に昇華されていて、だからこの日の演奏はじつにロック的にガチャガチャしているのだけれど、でもやかましくないのだ。言い換えれば、確かにオルタナティブな肌触りを持っていながらもポップな心地よさを感じさせるライブだったということである。
というわけで、最初のツアーの到達点を見上げれば、それはずいぶんと高いところまで行ってしまったわけだが、こういうステージを体験したからこそ”でも、もっとロマンティックなVAMPSもありだよな”なんて思ってしまうところもあるわけで、でもそうしたオーディエンスの心理をHYDEはよく承知しているだろうから、次にどんなシングルを作ってくるのか、そういう興味も多いにかき立てられるステージだった。
1.MADE IN HEAVEN
2.IT'S SAD
3.DOLLY
4.SWEET VANILLA
5.TIME GOES BY
6.I CAN FEEL
7.EVERGREEN
8.JESUS CHRIST
9.COUNTDOWN
10.THE OTHER SIDE
11.PERFECT MOMENT
12.SEASON'S CALL
13.HELLO
14.HIDEAWAY
15.MASQUERADE
16.Lucy in the Sky with Diamonds
17.LOVE ADDICT
18. GLAMOROUS SKY
19.MIDNIGHT CELEBRATION
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10月28日 VAMPS@ZEPP TOKYO
