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くるりの対バン・シリーズ2日目。
オープニング・アクトのMASSは前回見たときよりも演奏が落ち着いていた。やはり、ドラムがいい。ギターのタイム感がもう少し改善されれば、さらにベースとのフレーズの絡みが印象的に聴こえるだろうな。
木村カエラのライブを見るのは久しぶり。現在の日本のメジャー・シーンで活動している女性アーティストのなかで、これくらい真正面からロックをやっているのはやはり貴重だと思う。バンドの轟音に向き合うボーカルのタフさがいい。
で、くるり。前回の編成にギターなどを担当する内橋和久が加わった5人編成。1曲目の「尼崎の魚」がいきなり凄かったが、全体的に世界が広がっていよいよ大変なことになっている。間もなくリリースされるシングルの曲2曲を含め、新曲は5曲披露。過去の曲も三柴理のカウンターメロディーが効いていて、すごく違った印象を与える。内橋も、それぞれの楽曲のなかに潜んでいる、いちばん気持ちいい旋律を掘り出してきて、見事に楽曲をふくらませてみせる。この編成の「ワンダーフォーゲル」はぜひレコーディングしてほしいなあ。
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