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アルバム『SING』をフィーチャーしたツアー、その7本目のステージ。2時間を超える内容はかなりヘヴィというかシブいというか。アルバムの内容もすごく奥行きがあって聴き応えのあるものだったから、それを中心に組んだセット・リストだから当然なのかもしれないけれど。それに、この日のお客さんはわりと手探り感が強かったのだけれど、それでも最後にはしっかり持って行ってしまったのはさすがと言うべきだろう。
それにしても、改めてスロウ・スターターだなと思ってしまったのだけれど、それはたとえば大きなエンジンを持ったクルマが、ゆっくりとギアを上げていく感じに似ていて、そこがまたくろうと向けっぽいのである。もちろん、それはまったく悪いことではないのだけれど、そういう感じをおそらくはメンバーも狙ってるわけではないんだろうと思う。というか、明らかにこの日のステージは”どこかに向かう途中”感があって、それはつまりはツアー7本目ということなんだろうと思う。
さて、夏のフェス・シーズンを挟んで、この奥行きのあるビジョンはライブ的にどう深まっていくのだろう。
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