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「日経エンターティメント」の”2007年ヒット予想”みたいな記事を読んでいたら、いちばん最後に「ピロウズがブレイクするかも」という内容が2行だけ出ていた。そのテの予想が当たったためしはないが、それにしても悪い気はしない。というか、この日のライブを観れば、そんな予想も信じてしまいたくなる。信じると言えば、山中さわおのこの日最後のMCは「俺達の未来を信じてくれれば、いつまでもずっといい歌を聴かせてやる！」だった。この日のライブを観て、彼らの信じないことのほうがむずかしいのではないか。本当に好きだなあと思えるものが、しかも確かなものだと信じられることは本当に幸せなことだ。もし、アテにならないヒット予想が当たったら、おそらくはこの日のベスト・テイクのひとつだったと思われる「この世の果てまで」の歌詞のように、昨日まで僕らを苦しめていたものを投げ捨てに行くことになるかもしれない。そして、「Monster C,C」の♪手ブラの王者♪は白いベンチに座ることになるだろう。3曲披露された新曲のなかでは、個人的には「Lady Bird Girl」という曲がいちばん印象的だった。アルバムのレコーディングは半分くらい進んでいるとのこと。本当に、2007年のthe pillowsが楽しみだ。
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12月14日 the pillows＠SHIBUYA-AX
