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代官山から1週間。その間に、福岡、大阪、名古屋とまわってきて、やはりすっかり肩はあたたまっていたようである。まず、ボーカルの声がよく出ている。それに拮抗するように、バンドの音もガツンとしてきた。しなやかなタフさよりもストロングスタイルの強靭さを指向してきたここのところの方向性がさらに押し進められた印象だ。たとえばアンコールの最後に披露された「覚醒」など古い曲を聴くと特にわかりやすいが、ずいぶんとアンサンブルの個性が変わったなあとあらためて思う。で、その変化の結果は好みを分けるところまで来ているようにも思う。来年はデビュー10周年でもあるし、今のアンサンブルで初期の曲のセルフカバー集なんてものを作ってみるのも面白いんじゃないだろうか。
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