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  7月22日 orange range@SETSTOCK'06
   東京から広島まで「のぞみ」で4時間。さらにシャトルバスで2時間弱。東京で続いていたグズグズとした空模様は新幹線が西に進むに従ってキッパリとしていき、会場の国営備北丘陵公園の上空には紛れもない夏の空が広がっていた。おまけに、あたりの空気は明らかに東京より澄んでいて、日射しがダイレクトに差し向かってくる感じが心地よい。時折吹き抜ける風も爽やかで、まさに絶好の野外ライブ日和である。会場を埋めた人たちの会話を聞くともなく聞いていると「〜け」というフレーズがしばしば耳に飛び込んでくる。あらためて、広島のイベントだなあと思う。人々の着ているものに注目してみると、さながらTシャツの見本市状態だったが、印象的だったのは去年のSETSTOCKのTシャツを着ている人をけっこう見かけたこと。この地域のJ-POPファンには欠かせないお祭りになっていることがうかがえる。
 で、orange rangeのステージである。
 会場には2つのステージが用意されていて、オーディエンスはその2つを往ったり来たりするわけだが、登場アーティストによっては片方に居残ったり、食事や喫煙のスペースに向かう人も当然いるわけだが、orange rangeの出番が近づくとほとんどすべてのオーディエンスが彼らのステージに注目することになった。そして、実際に彼らが演奏を始めるとそのすべての人たち、そのなかには本当におじちゃん、おばちゃんから子どもまですべての人たちが体を揺らしたり、タオルを振り回したり、手拍子をしたりして彼らの音楽を楽しんだ。なにせ演奏する曲のほとんどがミリオン・ヒットなのだ。知ってる曲を次から次へ、しかも飛び切り弾けたパフォーマンスで鳴らされたら、誰だって気持ちが浮き立ってしまう。特に、この日の天候と澄んだ空気には「TWISTER」のようなハード・チューンの相性が良かったように思う。重厚さよりも抜けの良さやポップ感に比重が置かれたrangeならではのハードさがこの日の会場ではひと際颯爽として感じられた。そして、その独特のハード感こそが彼らを当代随一の人気バンドに押し上げた要因のひとつであることを再確認した。
 人気者と言えば、帰りの新幹線が翌日の公演日である大阪に向かうメンバーといっしょになった。で、こう言ってはなんだが、ホームで同じ新幹線を待っていたあまりパッとしない地味な、音楽にもさして興味のなさそうな女性の二人連れが、彼らの姿を見てすぐにorange rangeであることに気づき、ソワソワしていた。まあ、売れるということはこういうことなんだろう。

1.チャンピオーネ
2.お願いセニョリータ
3.ロコローション
4.TWISTER
5.UN ROCK STAR
6.U topia
7.花
8.キリキリマイ
9.以心電信
クョスコニョ    [1] 
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