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  7月15日 スネオヘアー@日比谷野外音楽堂
   だらしなく昼寝するでもなくウトウトしていたら、いきなりの雨音に起こされた。ええ〜、こんなどしゃ降りのなかで野音なんて…。ところが、新横浜で取材をして日比谷に向かう頃には青空が広がり、手持ちの傘がただ邪魔なだけになってしまったのだけれど、それにしてもズブ濡れになるよりはいい。ホッとした気持ちで野音に着き、開演を待っているとまた一気に湿気が高まってきて、いつ降り出してもおかしくないような感じになってきた。まったく、もう…、という感じである。
 そんななか、着流し姿の渡辺健二がブラリといった感じでステージ上に現れる。渡辺健二とは、他でもないスネオヘアーその人である。つまり、スネオヘアーのオープニングアクトとして渡辺健二が弾き語るべく登場したというわけだ。演奏は、着流しの感じそのままのゾロリとしたもので、不安定な気圧の迷える”内面”を映し出したようなナイーブなものだった。
 で、本編。バンド編成で登場したスネオはオープニングアクトに軽く悪態をつくとするりと演奏に入っていった。4曲目からの3曲は、このところコラボを続けている池田貴史を迎えてのステージ。MCのとりとめのなさはいつも通りだったが、それにしてもスネオは”心ここにあらず”といった感じで、6曲目「空も忙しい」では、演奏を途中で止めてやり直した。その曲をなんとかやり通すと、池田を見送り、スタッフにPAモニターの調子や楽器まわりを整えてもらっていくなかで徐々に落ち着いてきたようだ。そうした”混乱”を経た後だったからだろうか。終盤の4曲はいつもと屈折したリリシズムではなく、もっとストレートな抒情が轟音ギターに彩られて、なんともドラマチックな演奏になった。
本人にとっては納得のいかないところも多かったかもしれないが、ファンにとってはちょっと特別なライブが見れた感じではなかったろうか。
クョスコニョ    [1] 
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