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「GiRLPOP」という雑誌の編集を手伝っているいきがかりでプロデュースをすることになったライブ。ライブを作るということはとても楽しいことなので、ついつい引き受けてしまったが、本番日がこんな壊滅的なスケジュールの最中になるんだったら引き受けなきゃ良かったとこの1週間くらいは思うことも多かったのだが、それでも当日ステージが始まるとそんなことはとりあえずどうでも良くなり、しかも出演してくれた5組がいずれも素晴らしいステージを披露してくれたので、とても幸せな気持ちになった。出演してくれたのは、ロッカフラグース、フルカワモモコ、ザキッチンゴリラ、as、中ノ森BANDのみなさんだ。
GiRLPOPというのは雑誌の名前であるが、それ以前に「ポップな音楽を歌う若い女のコ、あるいは若い女のコが歌うポップな音楽」である(と、僕は理解している)。音楽の有り様を年齢や性別で区分けするのはいかにも問題がありそうだが、それにもかかわらずこの言葉はアリだと僕が思っているのは、実際世の中に流れている音楽のなかには若い女のコならではの喜びや悲しみや戸惑いや憤り、さらには希望や絶望を表現したと思えるのが確かに存在するからだ。そして、そうした感覚や意識をポップに表現してみせることには多分に表現に対するセンスと表現に取り組みエネルギーの高さが求められると思うからだ。で、この日登場してくれた5組は、それぞれのやり方でそれぞれの喜びや悲しみを、間違いなくポップに表現してくれた。身びいきでなく、この日会場に集まってくれた人たちも楽しんでくれたと思う。
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