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来年1月まで続くツアー。まだニュー・アルバムはリリースされていないが、その新作からの曲が本編16曲中7曲演奏された。
ドラムはクリフ・アーモンド。その端正でパワフルなドラムが、くるりならではの変拍子やキテレツな展開をいっそう際立たせる。が、たとえば「尼崎の魚」という曲の印象が変わったように感じられたのは彼のドラムのせいだけではないだろう。というか、バンド・アンサンブル全体の強度が増したところにうまく彼のドラムがハマったという感じ。ボーカルまで含めたひとつひとつの音の芯がいっそう強くなり、しかも演奏が端的になった。それだけに、佐藤征史のベースの雄弁さがとりわけ印象的に感じられた。多くを語るのだが、決しておしゃべりではない。そして、その自在なベースラインがくるりならではの幽玄の大きな部分を担っているのだなとあらためて実感した。
アルバムがリリースされたら、アルバムからの曲が増えるのだろうか? 年明けの武道館が見逃せない。ファイナルの磔磔公演にも行きたいな。
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