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  10月19日 GRAPEVINE@SHIBUYA-AX
   アルバム『デラシネ』を携えてのツアーの初日。演奏はいい意味でも悪い意味でも初日的な内容で、だからこそツアーが進むなかでどんなふうに変化していくのかということがとても興味深く感じられたファイナルのZepp公演も絶対見逃せない。
 ところで、今回のツアー・タイトルは"スイート・ホーム・アダバナ"である。レイナード・スキナードの名曲「スイート・ホーム・アラバマ」と先行シングルの「アダバナ」をかけたものだろうが、"根なし草"という意味のタイトルを持つアルバムのツアーであるだけに、スイート・ホームがアダバナだというのはなかなかに深い。この日の演奏にも強く感じられたが、彼らの音楽は明らかに何度目かの過渡期にさしかかっていて、個人的な印象ではさまざまな音楽的変遷を経てバンドのルーツへと回帰していっているように感じられる。そういうタイミングの作品に、根=ルーツ無し草と名づける田中さんのセンスこそがGRAPEVINEなのだから、そういう彼らがこのツアーでたどり着く音楽としてのスイート・ホームがどんなサウンドなのか? その意味でもファイナル公演は注目なのだ。
 なんてことをボンヤリと考えていたら、本編の最後から2曲目の途中で地震。かなり揺れた。GRAPEVINEのライブを見ながら生き埋めになるのか…、という思いがちょっと過った。まあ、夜地震に見舞われたらライブハウスにいる確率が非情に高いので、そういう場合にはぜひ心から愛せるバンドのライブであってほしい。もちろん、それがGRAPEVINEならなんの問題もないのだけれど。
クョスコニョ    [1] 
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