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  9月30日 甲斐よしひろ@東京国際フォーラム
  "Classic Kai"3日目にして最終日である。名古屋公演のレポートでも書いた通り、今回はツアーと言いながら、1本ずつがスペシャル・ライブの印象が強い。もちろん、ステージの内容が1本ごとに変更されるようなことはないが、行われることの難易度に比して、行われる回数の少なさが、全体に大きな緊張感を与え、結果1本勝負的な雰囲気を強く生み出しているわけだ。
 で、この日の会場となった東京国際フォーラムは、どうやらステージ上でモニタリングがとてもむずかしいようだ。オーディエンスの反応がほとんどわからない、とのこと。客席で聴いてる音はとてもすっきりしてたんですけどね。で、オーディエンスの反応がわからないとうのはたとえば目隠しをして演奏しているようなものだから、オーディエンスとのコミュニケーションのなかで形成されていく空気をライブと考えれば、それはライブとは言いにくい状態だったとさえ言えるかもしれない。それでも、というかそれなのに、実際の演奏は圧倒的なライブ感、つまり生々しい情感と濃密な肉体性に溢れていた。甲斐さんの声は最初やっやかすれ気味だったように感じたが、歌い重ねるほどに厚みをましていき、最後の「バス通り」では適度に湿り気を帯びた艶っぽささえ感じられて、あの曲のナイーブな魅力がいっそう際立って感じられた。恐るべし、甲斐よしひろ、とあらためて感じ入った次第。
 なお、今回はストリングス・ガールズが加わったおかげで、打ち上げもいつもとはちょっと雰囲気が変わってなんだか華やか。見に来ていた土屋公平氏と坂井紀雄氏もご機嫌でした。というわけで、個人的にハマッてしまった坂井氏の小ネタをひとつ。
「あっ、悩んでる、悩んでる…、なやんでる、ナヤンデルタール人」
おあとがよろしいようで。
クョスコニョ    [1] 
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