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  5月19日 GOING UNDER GROUND@高崎文化会館
   高崎に降り立ったのは生まれて初めてのことだ。4月にGOING のメンバーに取材で会った際にとても楽しそうにツアーの話をしていたのに東京は7月の野音までないから、待ちきれずに、といった感じである。でも、いきなり東京駅でつまずいてしまった。というのは、切符を買うべく並んでいたら、僕の前の番の人で窓口の担当が「実習」という腕章をつけた新入社員に交代したのだ。他の窓口は順調に列が短くなっていくのに、僕の列だけが僕の前の人のところで動かないのである。これがまた5人くらい前に並んでいればあっさり他の列に移るのだけれど、なにせ次ですからねえ・・。などと考えている間にも他の列は進み、相変わらず僕の列だけは動かない。おいおい、こんなことでライブに間に合わなくなるのか・・、と気をもんでいたが、止まない雨がないように、明けない夜がないように、やがて順番はめぐってくる。気を取り直して切符を買い、車中の人となった。  
 高崎までは約1時間。着くと微妙な時間である。ホールまではバスで約10分だということはサイトでチェックしてあったので、食事をする時間がないわけではない、といった感じなのだ。幸い頃合いなラーメン屋がバス・ターミナルのそばにあったので入る。が、これがハズレだった。まずいというわけではないのだが、中途半端に本格指向で、普通のラーメンでガツンと腹ごしらえがしたいだけだった僕には、なんだかもの足りなかった。切符売り場といいラーメン屋といい、致命的ではないけれど過不足ないというわけでもない感じがなんとも不吉で、ライブもハズレなんじゃないかという不安が過った。
 で、ライブ。結論から言えば、最高!というわけではなかったが、もう一歩と感じられた部分はバンドの成長のゆえとも思えて、これまたやや抜けの悪い感じになった。確実に演奏の安定感は増している。そして、ソングライティングの成長(特に丈さん)によってセットリストのバラエティも広がった。じゃあ、何が良くないのかと言えば、ひとつはPAの音が硬質過ぎると感じれたこと。そして、ステージ運びにもやや堅さがうかがえたことなど。終演後、メンバーと話してところによると、ライブハウスをまわった前半戦から約2週間のインターバルを経て、ホールをまわる後半戦の初日が今日だったこと、そして、このタイミングでセット・リストが若干変更されたということがあり、メンバーもスタッフもやっぱりちょっと手探りの部分があったようだ。まあ、そいうことのあれもこれも込みなのがツアーというものなのだから、ここからまた練り上げられていくということなのだろう。ただ、これは3月にとあるイベントで彼らを見たときにも感じたのだが、エンジンが大きくなった分温まるのに時間がかかるが、温まったら排気量は凄いよ、みたいな感じなのだ。7月3日の野音ではフルスロットルの彼らの疾走感をたっぷりと味わいたいものである。

 
クョスコニョ    [1] 
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