|
|
先日、依頼があって、彼女の原稿を書いた。それは期せずしてというか、「彼女の音楽を聴いて心がザワザワするのは、彼女の音楽がどこかあなたと似ているから」という内容になったのだけれど、それが正しければ僕にも彼女の音楽と似たところがあることになる。どうだろう？なんてことをあらためて思いながら、ライブを観た。
で、確かに似ているところがあると思ったわけだが、そうした音楽のベーシックなキャラクターとは別に、生き物としての音楽の、現在進行形の特徴という観点から言えば、久しぶりにライブを観て彼女の歌のなかに微妙な変化が起こっているように感じられた。それはたとえば、基本的な顔の作りは変わらないけれど年を重ねるうちに表情の印象が変わってくる、みたいなことである。想像するに、歌うモチベーションみたいなことが、彼女のなかで変わってきたんじゃないだろうか。会う機会があれば、聞いてみよう。もちろん、僕はその変化を歓迎している。近いうちに、これまでにはなかったような曲が生まれてくるんじゃないだろうか。
ちなみに、この日のステージは、一部アコーディオンが加わるけれど、ほとんどギター1本の伴奏のみ。そのアコースティック・ギターの安定した演奏ぶりも印象に残った。
|
|
|
|
|
2月12日 奥井亜紀＠渋谷O-Crest
